こんにちは、鵬図商事㈱の添野です。お取引先の皆様におかれましては、日頃より当社への格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、私事2007年1月に当社の3代目社長に就任致しました。私がこうしてペストマネジメントの世界でお世話になったのは、1995年に害虫防除用資機材を扱う当社の営業マンになったときからです。最初の3年間は営業部に配属され、ルートセールスマンとして担当地域を回っておりました。右も左も分からないまま、とにかく毎日多くの得意先を回ることに明け暮れ、商品を販売するというよりも、むしろ担当していたお客様から現場のお話を伺い、この世界の奥深さやこの産業の社会的役割の重要性などについて、多くのことを学ばせていただきました。
そして、営業活動を続けて行くうちに、「この産業における問屋の役割とは、いったい何なのだろう?」という当社の存在意義にも関わる疑問をもつようになってまいりました。普通に考えれば、どの業界の問屋であっても、原則としては“メーカーがつくった製品が利用される方に渡るまでの流通過程で、その間に入って、いろいろな商品の販売窓口となり、仕入・受注と納品・集金を担う流通機能”、いわば“流通のアシスタント”ということになるのだと思います。そんなことを考えながら、「どうせやるなら自分たちは “流通のいいアシスタント”になりたい」と思うようになりました。
それは、自分たちが流通に加わることによって、どれだけ付加価値を添えたサービスを提供できるか、ということに他ならないと気づきました。
①お客様の声を集め、メーカーの商品開発に反映していただくこと
②使いやすく、市場や環境に合致した商品とビジネスモデルとを一緒にして提案すること
③使い方や商品の特徴など、お役に立つ情報をお届けすること
④発注しやすいロットや価格を提案すること
⑤迅速で正確な納品をすること
つまり、そのような付加価値の高い一連のサービスへの対価をいただきながら商いをさせていたくのが “流通のいいアシスタント”であると考えております。そこで私自身、就任直後より、まずはお得意先様に対する社内サービス体制の充実に向けた業務改革と、訪問営業体制の組み直しに取り組んで参りました。こうした取り組みが目指すところは、当社の日々の営業活動が本当に皆様のお役に立つよう、(これまでの担当者営業の仕組みを根本から見直し、)大切なお得意先様への定期的なご訪問に加え、ご提案営業の厚みを増すことに他なりません。具体的には、御社専属の営業担当者による定期訪問 + 担当者だけでは十分なご提案が難しい案件(例:食品工場の衛生管理、研修会、新たなビジネスモデルの構築、、、等々)に対する企画営業担当者によるご提案、私や営業部長からのご提案といったように、会社一丸となり、皆様からいただくご要請にお応えして参ります。今後とも、一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。